ルーツ

80年以上の歴史

ヤクルトは1935年、福岡市で「ヤクルト研究所」という名前で産声を上げました。研究所とはいうものの、家賃10円で借りた簡素な民家からのスタート。しかし創業時から「乳酸菌による健康づくり」を事業理念に掲げ、「乳酸菌飲料に使用する種菌は医学的見地から研究された菌でなければならない」という持論を持っていたヤクルトの創業者と医学博士・代田 稔が発見した「ラクトバチルス カゼイ シロタ株」との出会いが事業を大きく成長させることとなっていきます。

「乳酸菌 シロタ株」の発見、
強化培養に成功

当時の日本は衛生環境が悪く、感染症にかかり命を落とす子どもたちが多くいました。その状況に心を痛めた代田は、病気にかかってから治療するのではなく、病気にかからないようにする「予防医学」を志し、微生物研究の道へ。様々な研究の末、発見したのが腸の中の悪い菌を抑えることができる乳酸菌「ラクトバチルス カゼイ シロタ株」、今日では「乳酸菌 シロタ株」と呼ばれるものです。代田によって発見され、強化培養にも成功したこの乳酸菌を、人々の暮らしに取り入れられるように、という情熱のもとで製品化していったものがヤクルトの始まりとなりました。

その時代を生きる人に、
価値を届けるビジネスモデル

「病気になってから、薬に頼る」ではなく、日常的に腸と身体の健康を守ることに着目。さらにその価値や意義を高めて世の中に伝え、人々に届ける“価値普及”というビジネスモデルをいち早く構築していったのが、今日の私たちにつながる原点です。
はじまりは、「毎日、必要な分を、各家庭に届ける」という“宅配”。「生活の中で、家にいる時間(在宅時間)」が長いという、昭和を生きる人々のライフスタイルに合った手法です。現代の私たちでいうと、「ヤクルトレディによる宅配」がそれにあたります。そこから時代が移り変わり、「共働き」や「核家族」というキーワードが当たり前になってきたとき、「在宅時間」が短くなるというライフスタイルの変化が起こりました。そこで始まったのが、“直販”。スーパーなどの量販店で販売することによって、「家庭外」でヤクルトと人の接点を増やすことです。
このように、その時代の「ライフスタイル」に合わせ、価値普及ビジネスを柔軟に変化させてきた私たち。その活動は国内だけにとどまらず、1964年からは海外へも進出しています。台湾を皮切りに、現在は日本を含む38の国と地域に「健康に生きる未来のため、毎日の生活に寄り添う」というヤクルトの価値を普及しています。

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